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化け猫の涙

第3章 化け猫の涙


「我は柿崎商店の招き猫だったニャ」
「柿崎…商店?」
(そう言えば父さんから前に聞いた事がある。昔じいちゃんが『柿崎商店』というお店をやっていたと…しかし、お店はバブル崩壊後の不景気で閉めてしまったらしい)

その柿崎商店の招き猫だったと言う化け猫。

「お前、うちの招き猫だったのか!?」

健治はその化け猫が自分と関係があると思ったら恐さがなくなった。よく見れば紅白のめでたい色だし大きな小判?も持ってる。耳の所に青白い炎みたいなものが見えるがワンポイントと思えば可愛いかもと…。

「そ、その招き猫が僕に何の用だ!」
「お主に取り憑くニャ!」

化け猫は金色の眼を細めた。
健治はちょっとでも可愛いと思った事を後悔した。

「取り憑く!?ふざけるな!
何でお前に取り憑かれなきゃいけないんだ!」
「それは、お主が六郎の孫だからニャ」
「答えになってない!
僕はお店の事も名前しか知らないし、じいちゃんだって僕が小さい頃に亡くなったから写真でしか知らないんだぞ!
もちろんお前の事も知らない!」
「あの世で六郎に頼まれたニャ
孫を護ってやってくれとニャ」
「…じいちゃんが僕を…?」

化け猫の答えに健治は訳が分からず呆然としていた。
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