• テキストサイズ

【金城剛士】超感でぃすてにー【B-project】

第1章 春


とりあえず、10年前ってことは、自分はがっつり学生だ。
脳天気な両親なら分かってくれそうだけど、トリップもののお約束というか、アレだよね?違う世界線の自分に会うと世界が消滅する的な?(語彙力)シュタインズ・ゲートでやってた。千代丸さん繋がり。
だから実家には行けないな。住み込みのバイト探すしかない。ケータイは持ってるけど、わたしのケータイはタピオカレンズのiPhone11だし、持ってたら目立つよね?
とりあえず近所で歩いて探してみることにした。新聞配達とか、寮ついてたりするよね?学生じゃないけど、借りられるかな。
色々考えてたら、住み込みマンション管理人募集という看板を見つけた。即電話した。

✩ ⋆ ✩ ⋆ ✩ ⋆ ✩ ⋆ ✩ ⋆ ✩ ⋆ ✩

「遠藤 ゆかりちゃんね。どうも、面接担当の夜叉丸朔太郎です。管理人って言うけど共用部分の掃除とか入居者同士のトラブル対応とかもおまかせしちゃうけど大丈夫?あといつから働けるの?え?今日から?荷物もないの?…アンタ大丈夫?変わった子ね…でも元気と熱意は受け取ったわ!即採用!!今日から働いてもらうわよー!」

トントン拍子で話が進むことに寒気を覚えながら、笑顔で今日から上司になるであろう夜叉丸さんと対面している。これって神様のイタズラってやつなのかな?

「んじゃ、早速マンションの案内するわね。」

マンションは、コンシェルジュ付きの最高級マンションではなく、並のマンションだった。
1階が、オートロック、管理人室、ロビー、客間、宅配BOX。
2階〜5階が居住スペース。
6階に、プールとジム。
屋上は菜園。
地下1階に多目的スタジオという造りだ。

「ここをウチのアイドルたちが一棟借りしているの。」
「へぇー、アイドル…アイドル?!」
「ええ。そうよ。まだ卵だけどね。みんな若いから、スポーツ部の寮母さんみたいな立場で、彼らを支えてあげて欲しいの。」
「寮母さん…わかりました!!頑張ります。」

こうして、職場と住居が決まり、新しい生活が始まったのだった。
/ 25ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp