• テキストサイズ

ここは私達の世界です【HUNTER×HUNTER】続番外編

第2章 彼のご挨拶









『娘さんをぼくにください。』





彼が衝撃的なタイミングで人生における重要な発言を突如始めてから15分程が経過した





一先ずリビングにて向かい合った私達と両親の間には先程迄のアットホームな雰囲気は無く………



突然変貌した空間にソワソワと落ち着き無く正座した脚を組み変える





……………………いや、タイミング………




とは私含めて全員が思った事だろう



私達の場合普通の挨拶は当てはまらないにしても

もう少し感動に浸り、食事でも……の流れになってから実は……なんて切り口で始まる物ではないのか………



…………て言うか…………



だからスーツだったのかあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!






「あらためてご挨拶させていただきたいと思います。わたくしイルミ=ゾルディックは、沙夜子さんと真剣に交際させていただき、今年の二月わたくしから沙夜子さんにプロポーズをさせていただき、ご本人から了承を得ることができました。本日は、沙夜子さんとの結婚のお許しをいただきたく、ご挨拶に伺いました。どうか、わたくしたちの結婚をお許しください。よろしくお願い致します。」






………………じ、饒舌………………ッ!!!!!!!



いつの間にそんな台詞…………ッ!!!!!!!





…………プロポーズされた私ですら突然の事で驚いているのに



帰って来た娘がいきなり結婚だなんて両親の心臓は大丈夫だろうか……………








/ 323ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp