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【ヒロアカ 】変態に好かれても良いことなんてない!【轟焦凍】

第4章 思ってたより良い人?



〜雪乃視点〜

仕込みの玉ねぎを切ってる途中でサボり魔の村上さんはまた私のところに話しかけてきた。

「で、雪乃ちゃん!昨日あの電話の後からなんか合ったんかー?」

『な、なんかって…?』

「とぼけなさんなや!今朝轟社長と会った時挨拶1つ返さへんかったやん!名探偵村上さんはごまかされへんで〜」

茶化してるような軽いノリだけど、意外と的を射たことを言ってくる村上さん。

『…実は』

私は昨日の夜の事を全部話した。

「なんや!?轟社長、雪乃ちゃんの部屋の真下まで来たんか!?ストーカーやん!」

『ですよね!?だから私ももう関わりたくなくて無視してたんです!』

「柚川さん、ストーカー被害に遭ってるなら警察かヒーローに相談した方がいいぞ」

遠くから少しだけ話の内容が聞こえてたのか、佐藤さんがカボチャを切りながらアドバイスをくれた

『…ストーカーしてんの、ヒーローなんだけどなぁ』

「しかも派遣先の社長やもんな!世も末やわ〜」

「本当に嫌ならクックコーポレーションにストーカー被害の事話して派遣先変えても良いんだよ?…柚川ちゃんと会えなくなるのは寂しいけど、柚川ちゃんがここにいるの辛いならそれが1番だと私は思うよ」

内山さんの優しい言葉にうるっときた。

『内山さん…ありがとうございます。でも、それは最終手段にとっておきます!私皆さんの事は大好きですからできるだけここにいたいです。』

「雪乃ちゃん…」

「「「柚川さんっ…」」」

「なんでいい子なの!困ったことがあったら何でも言ってね!私絶対力になるから!」

私の空いてる手をガシッと握る山田さん。

『ありがとうございます…』

私は本当にいい仲間に恵まれたなぁと思った。

時刻は11:56…

そろそろ怒涛のランチラッシュだ!
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