星竜馬が最推しの腐女子はV3本編軸にトリップして太陽に吠える
第4章 星さん、決めたよ
ベットに潜って何時間経っただろう。涙はとっくに乾いた。私の心にも決心がついた。
『よーし! がんばろ!』
周りの迷惑にならないように小さな大声をあげる。
私がなんとかしないとね。これから先に起こる悲劇を知っているのは私だけなんだから。たとえ超高校級の救世主の才能をうまく使えなくても、私には本編を何周もした潤沢な知識がある!
自身の才能に頼らなくても、自分の知識や能力で乗り切る。私たち一般人が得意としていることじゃないか。
それに超高校級の救世主の才能がどんなことができるのかまだ分かっていない。手当たり次第に何かやって、どんなことができるのか探ってみないとね。