第3章 ブドウ狩り【シャチ&ペンギン】
とある日に、暇な一日をだらけて過ごそうとする二人組がいた
ペンギン
「秋なのに暑いな」
「暑いね…溶けそう」
ペンギン
「よくここまで来たな」
「うち、クーラー壊れた」
ペンギン
「奇遇だな、俺もだ」
…………
「どうすんの、このままだと溶ける」
ペンギン
「シャチんとこ行くか?」
「外出たくなぁぁい…」
ペンギン
「仕方ないな、乗れ
連れてく
熱中症なっても困るぞ」
「んー…」
結局ペンギンに背負われていく
シャチを含めた三人は幼馴染み
クーラーの壊れた二人の逃げ場は希望は
ひとつだった
シャチ
「お前らよくこれたな…俺ら三人異国育ちで勝手に抜け出した日本住まいの外人だからよ…
暑いのダメじゃん」
「くー、らぁ…」
シャチ
「……すまん、故障中」
このあと玄関で倒れた男女二人を運ぶシャチの姿が近所に目撃されたとか