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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第9章 ☆Story27☆ ミラーツインズ、双子の兄弟


韓国に着いて2日目、この日はコンサートに着いての軽い打ち合わせと会場の下見見学が入っている。
ゆりたちメンバーと各マネージャー、スタッフらと共にホテル内にある広間に集まっていた。



「韓国ではソウル市内の主競技スタジアムで2公演、中国は北京の北京国家体育場で2公演行います。
どちらも最大の人員収容は東京ドームや札幌ドームより多いです。
特に北京会場は9万人以上収容が可能です。」

広間の一番前にはメインプロデューサーがおりスクリーンに映して説明をしている。
そしてその前から各担当の責任者、ドルチェとそのマネージャー、後ろにはその他大勢のスタッフが座っている。


「キャパ数が日本に比べて圧倒的だな……ソウルは日本公演と同じくらいとはえ日本と同じくらいの収容はできるのか……
それに、北京の9万人規模も……これはなかなかだぞ……はい、」


涼介は資料を見ながら呟やき手を挙げた。


「はい、山田さん。
何か質問でも?」

「はい、」


涼介は立ち上がり質問を投げかける。


「どちらもキャパ数で見れば日本のスタジアムより多いですが、
日本人ファンだけであれば充分に収容はできます。ですが、

今回は日本ではなく海外……
隣国いえど日本から訪れるファンは少なくなると思います。

その点を考えると、客席を2日連続満員にするのは日本公演より難しいことです。
このキャパ数に合わせた人員は収容可能なんですか?」
(いくら日本一のグループとはいえ、世界から見ればまた見方が違う……今のゆりちゃんたちは、
世界から見てどうなんだろうか……世界でも充分通用するのか……?)


「もちろん、容易なことではありません。
ですが、事前に韓国と中国人ファン向けにそれぞれファンクラブサイトを用意しました。
もちろん日本のファンクラブには劣りますが、登録したファンのほとんどが抽選に申し込んでおります。
日本のファンククラブからも多くの抽選が申し込まれています。」

「その人数は、申し込んだ人全員が入れてしまうほどですか?」

「……現段階では、申し込んだ人全員は入ってしまうでしょう。
ですが当日券を設ける予定です。
空席は、できるだけ抑えたいですからね……」

「そうですね……」

「「……。」」


ゆりたちメンバーはじっと話を聞いていた……。

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