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【R18】初恋を君に

第5章 幸せな時間


「メリークリスマース!!」

パーン!

仁の家に着くと、クラッカー音と共に先に来ていた友人達が驚かしてきた。

「うわっ!」

「おせーよ!2人とも!」

「遠いから仕方ないだろ。」

柊が頭にかかったクラッカーのクズを取りながら謝る。
にしても・・・広い・・・

「お邪魔します。」

「あら、仁の友達?」

お母さんが出てきてケーキを運んでいた。

「こんにちは。今日はお邪魔します。」

「いいのよ。こんな可愛い子とかっこいい子が仁の友達なんて・・・信じられないわ(笑)」

「母さん!?////」

「冗談よ。あ、このケーキどうする?部屋に入れてていいの?」

「あ、俺持っていく。」

仲良さそう。
ケーキも手作りなんだ・・・

用意された部屋に入るとご飯が並べられていた。
絵に描いたようなホームパーティーだ。

「よし!じゃあ始めるか!」

「色々ゲームも用意してきたぞ!」

笑顔で見せられたのはドクロマークの付いた箱。
嫌な予感しかしないんですけど・・・

「勿論罰ゲーム入り!覚悟しとけよ・・・」

絶対したくない・・・
奥にコスプレ衣装見えるし・・・

「その前に!食べるか!」

「そうだな!」

やっと楽しみにしていたクリスマスパーティー。
明日は柊と2人。
そのために辛い思いしたんだから楽しまなきゃ。

「てかさ、また綾斗ドジしたのかよー。」

「あ・・・うん(笑)」

「いつか死にそうだな・・・(笑)」

「そういうのやめろよ(笑)」

いつもより皆気にしてない。
よかった。
けど、柊の表情だけは皆と違った。

「どうしたの?」

「いや・・・本当に死にそうで心配。」

「お前本気にし過ぎ(笑)」

仁が柊の背中を叩きツッコミを入れた。

「考えすぎだって(笑)」

「・・・そうだよな!」

柊には申し訳ないな。
僕も心配させないようにしないと。
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