• テキストサイズ

植物図鑑【リヴァイ/進撃の巨人】

第6章 「ブランチ」





そして、リヴァイは
行き倒れていたときの
自分のリュックから何か取り出した。




まったく機械に詳しくない
さやかでも分かる、




それなりに値が張るであろう
一眼レフのデジカメだ。




多分、諭吉が十人では足りない。





『すごーい、
そんなの持ってたんだ?』




「ああ、少し趣味で......
風景とか撮るの好きでな」





リヴァイが微妙に語尾を濁した。




ああ、ここから先は
触らないほうがいいな、と思った。





『いい趣味だね』





それだけ言って笑うと、
リヴァイがやや照れたように見えた。




そしてリヴァイは
カメラをたすき掛けにし、
玄関先で自転車の鍵を取った。





「おい、行くぞ」





さやかが玄関の戸締りを
している間に、リヴァイは
約束通り自転車を出してきた。


/ 134ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp