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植物図鑑【リヴァイ/進撃の巨人】

第14章 「ハッタリ」





あのリュックに
そんな高価なハイテク機器が
入っているとは思いも寄らない。





しかもノートパソコンなら
かなりお高い代物のはずだ。

 



さやかもパソコンくらい
持っているが、邪魔にならないよう
薄くて軽いやつがいいよねと
お気軽に買いに行くと





その手のノートはさやかの
給料並みに高かった。





結局デスクトップにしたが、
スペックは同じなのに値段は
雲泥の差で驚いた覚えがある。





定員に



〝軽量化を売りにした商品は
それだけでお高くなるんです、


軽くするための開発費が価格に
載ってくるんです。


持ち運んで使う予定がないなら
デスクトップのほうがお得です〟と。




行き倒れていたくせに
高そうなデジカメは持っているわ、




勤め人のさやかが諦めた
軽量ノートは持っているわ、



その落差も訳が分からない。





同じ部屋に住んでいるのに
リヴァイについては
未だに謎がぼろぼろ零れてくる。





『写真、好きなの?』





それくらいは許されるかと
細心の注意で空気を読みながら訊いてみる。





「ああ、今は撮れるだけ撮りたくてな」





もしかして行き倒れていた
理由もそこに繋がるのかな、




と思ったがそれは何となく
口に出せなかった。


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