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千年越しの恋情記 【鬼滅の刃】

第1章 追憶の呼吸







…そこからのことは、もうあまり覚えていない

覚えているのは、自分が人ではなくなるような感覚と、真っ暗な暗闇の記憶

ただ確かなことが一つだけ言えるのは…彼はその日を境に、私の目の前から姿を消してしまったということだけ




これは、そんな…一人になってしまった鬼の話だ
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