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甘いチョコをあなたに...

第4章 順平くんとビターチョコ





『日向さんですか?あんまり甘いのは苦手らしいですよ。』


中学のころから困れば何かと頼りにしていた彼女。


バスケじゃなくても役に立つ!


「ありがとうさつきちゃん!黒子くん、14日はあいてるって言ってたよ!」


お礼がわりにと私は幼馴染みの情報を流しておいた。


「なっ、べ、別にそんな…。頑張ってくださいね、さん。」


おそらく電話ごしににこりと微笑む後輩に、ありがとうと言って電話を切った。



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