第3章 .届かない想い
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クムユ「あんた、分かってんの?
別に責める気はないわ、だけどね!
七都が居ないことに気づいたんなら今からするべき行動は分かるでしょう!!!」
私はそれだけをアレンに言い放ち店を出て、村長の住む家に向かって車椅子を走らせた
車椅子でこんなスピードを出したのなんて、初めてのことかもしれないわ
どうか、どうか、何事もなく無事でいて...!
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__バァンッ!!
クムユ「村長さん!」
村長「これクムユ!扉は優しく開けなさいとあれほど言ったではないか!!」
クムユ「今はそんなことを言っている暇なんてないの!
大急ぎで村のみんなを集めてちょうだい!」
村長はクムユの焦り具合が異常であることに気が付いた
村長「...何があったんじゃ」
クムユ「七都がッ...七都が帰ってきていないの!」
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