第10章 《リヴァイ》 一線 ※

「あ……」

切なげな声を漏らすエマをリヴァイは真顔で見下ろしながら、陰核を覆う左右の襞を両手で開いた。


ヌル…

「んああっ！」


切なげな声は甘美な声に変わった。
勃起しずる剥けになった陰核を、愛液で濡れた竿の先端が擦ったのだ。

「んっ、あぁ、はぁっ、やぁっ」

露出した核は敏感すぎて、熱い塊がゆるゆると行き来するだけで痺れるような快楽が駆け巡る。


「だらしのねぇ顔だな…その顔で強請ってみろ。」

「んぅあ！や…あぁ！」

「ほら、言わねぇといつまでもこのままだぞ。」

「そん、な…」


そんなの、無理だ。

一旦はくれると思ったのに、遠ざかって焦らされて…

しかもまた言わないとダメだなんて。


「いじ、わる……」

「ハッ、けどここはまた溢れてるぞ？好きなんだろ？」

「ぁんっ！」

肉襞を開くのは左手に任せて、右手は愛液を掻き出すように穴へ引っ掛けられるとトロ、と流れるそれ。その間も陰茎の往来は続く。


「言えよ、エマ」

「うぅ…あぁ……」

「なぁ……」

「んん…あぁ、やぁっ…」



「エマ…」



耳元で囁かれた瞬間、ついに我慢の限界を超えたエマの中で何かが弾けた。



「っもう、もうだめ…！入れて…入れてお願い……！！」

「何を」

先端で陰核を潰すように押される。

「っあぁ！！おちんちんっ、リヴァイのおちんちん！！」

「どこに」

グリグリ押し潰されて声にならない悲鳴が上がる。


「っはぁっ、う、あ……わ、わたしの…私のおまんこ、あっ、おまんこに欲しいのぉ！！」

「続けて強請ってみろ。」


陰核を陰茎で潰され捏ねくり回され、気持ちよすぎて頭が壊れてしまいそうだ。

気がつけばエマは泣きながら懇願していた。


「っん！はぁっリヴァイのおちんちんっ、私のおまんこにください！ください゛っ！早っあ゛ぁ！はやぐぅぅ！！」



絶叫にも似た懇願。
陰核への刺激がスっと止み、直ぐに熱い肉棒に貫かれた。



「っぁああああ！！」


エマは悦んで啼き、強くシーツを掴んだ。