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魔法使い見習いは玩具になりました

第10章 囚われた蝶


ヴィムの家に着いたイリダルは、ドアをコンコンとノックした。

「どちらさま?」

出てきたのは、ラウラだ。

あの後ラウラは牢屋から出してもらい、ヴィムの自宅で生活していた。

「私は無一文の乞食です。どうかお恵みを…。」

イリダルは手を差し出した。
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