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【ハイキュー!!】甘い悪魔に唆された

第5章 Wデート大作戦


「あんれ、2人早いね〜。
夏美、オハヨ」
「おはよう、光太郎」
「2人でなんの話で盛り上がってたんだ?」
「んー?まぁ、ね。
じゃあナナちゃん、頑張ってね」


赤葦には自分で言うんだよ、と耳打ちした。


「夏美ー?」
「赤葦達と一緒にプール行こうって話してたの。
光太郎も行くでしょ?」
「おう、行く行く!夏美の水着!
ドエロいのを期待してるぜ」
「そんなもの着ません!」


体育館の端で、ナナちゃんと赤葦が赤くなっているのが見えた。
ちゃんと誘えたんだね。
その様子に胸が痛む。


「センパイ!わたし、誘えました!」
「そっか、頑張ったね」


ナナちゃんの髪を撫でると、フワリと甘い香りがした。


「日付は決まってるようなものですが、時間帯と場所は俺が決めても良いですか?」


私達バレー部は休日が少ない。
だから必然的に出掛けられる日が決まって来る。


「もちろん。お願い、赤葦」
「はい、決まったら連絡します」


細かいことを率先して決めてくれるのは赤葦。
その連絡は、その日の内に届いた。


「なぁ、夏美。
今日は寄ってく?ヤる?」
「もっとムード良く誘ってよ!」
「俺、抱きたい。今なら外でもヤれる」
「え、外は嫌……」
「じゃあ俺ん家来いよ」


流されるまま着いた光太郎の家。
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