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【ハイキュー!!】甘い悪魔に唆された

第3章 カワイイ後輩、憎い後輩


「……瀬名さんは良いんですか?」
「こら、はぐらかさないの」
「……正直、分かりません。
ナナのことは好きで、大事にしたい。
でもナナに瀬名さんを避けて欲しいって言われて、その間心が苦しかった。
俺、たまに自分の気持ちが分からなくなる時があるんです」
「赤葦……」


そんなこと言われたら、期待しちゃうじゃない。
でも期待すればする程、ナナちゃんを選んだ時のダメージが大きい。


「だから、いや、だからって言葉は変だと思いますけど。
抱きたいんです、瀬名さんのこと。
ナナのことは気にしないでください。
俺が無理矢理迫ったこと、ですから」


「嫌よ、するなら赤葦だけに責任は押しつけられない。
赤葦と、私の意思」
「相変わらずですね……完敗です。
家、来ますか?
この時間なら誰も居ませんし」
「じゃあお邪魔します」


学校を抜け出し、赤葦のお家にお邪魔する。


「あれ、緊張してます?」


バカにしたように笑う赤葦。
そりゃ緊張するでしょ、好きな人に抱かれるんだから。


「当たり前でしょ!」
「意外と慣れてないんですね。
昨日は木兎さんに喰われた感じですか?」
「赤葦は私のことなんだと思ってるの!」
「すみません、ついイジりやすくて」


「それは良いけど……でも赤葦が冗談言うの、なんか意外」
「そうですか?結構言いますよ。
でも木兎さんには言わないですね、本気にされちゃうんで」
「あー、確かに!
光太郎は色んな意味で真っ直ぐだからね」
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