第1章 1
みつけたんだ 小さな光未来へ〜♪
着信音が鳴り目を覚ますとカーテンの隙間から光が差し込む
未だなり続ける携帯をみると
《じんじん》の文字。
通話ボタンを押し携帯を耳に当てると
《もしもし?起きた?》
あ、思い出した。
今日はリハの日だ。
「うん。」
こうやって起きなきゃいけないときは必ず
じんじん こと神宮寺勇太が起こしてくれる。
《準備できたら教えて》
プチッと電話が切れる
じんじんは同期でわたしの保護者的存在。
最寄駅も近いから待ち合わせして仕事のときはいつも一緒なんだ。
さて準備しよ