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愛玩彼女

第7章 崩れた関係性


あたしに今出来ることは、これ以上透を深くまで咥え込まないように精一杯両足に力を入れることだけ。
そして、両手でしっかりと自分自身を支えること。
両足は今、なんとか爪先立ちでやり過ごせてる。
透が下から突き上げる度に浮いてしまう体を、なんとか両手両足で、支える。


「ねぇライちゃん、足震えて来てるよ?ちゃんと立ってないともっともっと深く、入っちゃうね?」
「透…―っ、ねが…っ、これ、取って」
「取れば?」
「………っ」


片手離して、下着の中から玩具を取った瞬間たぶんあたし、崩れる。
でもだからって。
こんな状態でいつまでもつかなんてわかんない。


透は全部、わかってる。


わかってて、楽しんでるんだ。





「透?帰ったのか?」

「……っ」



廊下から聞こえた、斗真の声。
咄嗟に唇を力いっぱい、噛み締めた。




「ああ、さっき。脱衣所にいるよ」
「!!」


なん、で。



「ライちゃん、斗真の声聞いて反応した?締め付け痛いんだけど」
「透………っ」



「來?來もいる?」
「!!」


トン トン


て。


目の前のドアに感じた振動。


「いるよー」



相変わらず間延びした声で答えながらも、打ち付けるスピードは変わらない。
どころか、さっきよりも激しくなってる気さえ、する。



「……っ、駄目っっっ!!」




ガチャ、って。
ドアが少しだけ動いた瞬間、思わず力いっぱい、ドアを押し退けた。
瞬間。


「_____ッッァァっっんんぅっ」


バランスを崩したと同時に、一気に深く透はあたしを貫いたんだ。


「……何してんのお前ら」


「ふぅ、んんぅ、んんっ」


後ろから口を塞がれたままに、突き上げるスピードは衰えることなく、さらには右手は振動を続ける玩具へと伸び、その突起へと押し付けるのだ。

「あけるからな」



「斗真にも見てもらいなよ、かわいくイクところ」

「んん、んんーっ」


やだ。
やだやだやだ。
こんなの、無理……っ



ガチャン、て。
目の前のドアが開いた瞬間。


「あ、ああっ、ああぁっああァァッッ」



体を仰け反らせて、一気に快感を昇華するように達した。






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