第1章 ゾル家✖︎双子✖︎家出
ゾルディック家のある一室
銀髪の少年少女がいた
「なあ、ミツキ」
少年が口を開く。
「何?キル」
少女がそれに返事をする
「外の世界に行ってみたくないか?」
少年はまっすぐ少女を見据える
「え?」
少女は読んでいた本から視線を少年に向ける
「俺さ、この家から出ようと思う」
少年の言葉に少女の瞳が揺れる
「んで、ミツキが良ければなんだけど一緒にいこーぜって話し」
安心したような少女の表情
「キルが行くなら行くよ。」
その言葉を聞いて少年も安心したような表情
「ミツキ、いこーぜ」
と少年は少女に手を差し出す。
この2人は双子の兄妹
少年は
キルア=ゾルディック
少女は
ミツキ=ゾルディック