【名探偵コナン】トリプルフェイスの幼馴染は最強?【BL】
第5章 心休まる時間
その後夕食を完食すれば汚れた食器類を洗うのは自分の役目なので一つ一つ綺麗に洗っていき、その間に寝る支度を先にしている零から明日の予定は?と聞かれ頭の中に記憶しているスケジュールを思い起こし。
『あー…明日は一日オフだ。まだ怪我も完治しきってないから休んでしっかり治せってよ』
「そうか。……なら明日またポアロに来ないか?」
『ポアロ?』
洗い終えた食器を丁寧に綺麗なタオルで拭きながら完治しきってない怪我のことを考慮した上司からの休息に今は感謝し、その返答に今日初めて行った喫茶店への誘いに少し考えてから頷き。
『別にいいぞ。特にこれっていった予定もないし、また零のハムサンド食いたいしな』
「分かった。とびっきり上手いハムサンド作ってやる」
零の言葉にまたあの美味いハムサンドが食べれるなと口元を緩めてようやく拭いていた手を止めてリビングのソファへと移動し、先に寛いでた零の隣に腰を下ろして自分も寛ぐことにする。
『「お疲れ』」
互いに同じタイミングで労りの言葉を発せばこれもまた同時に溢れる笑いに何があろうともこの時間だけは絶対に守り抜くことを心の中で気持ち新たにした。
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おまけ
『そういやあのポアロで働いてる梓って子、もしかして零の…「違う」』
『否定はえーな』
「何をどう見てそう感じたのかは分からないが、彼女とはそういう関係じゃない。……それに…」
『?それに?』
「………っ…なんでもない」
『はあ?何でもないって…言えよ、気になんだろ』
「煩いッ!いいからもう寝るぞ!」
『え、あ、ちょッ!!……零のやつなんか顔赤かったような…』
「(言えるわけないだろ……バカ……)」