• テキストサイズ

【テニプリ】まずは友達から

第7章 【番外】この跡部はデカい(跡部)


その日の放課後、部室へ行くとさっきの小説で出てきたロッカーが目に止まる。

跡部「何そんなとこでボケっとしてんだ」

めいこ「っわーっ!!」

背後からの突然の声に飛び上がると、跡部もめいこの声に驚いて後ろに少し仰け反った。

跡部「なっ、イキナリ叫ぶんじゃねぇ!」

めいこ「はい!ごめんなさい!」

跡部「....ほぉ、やけに素直じゃねーの」

めいこ「え?」

跡部「何だ?お前なんかあったのか?」

めいこ「ホフェ?!」

動揺して目が泳ぎ、引きつった笑いになっている。

まさかあんな小説であんなことになっていたとは言えん。

跡部「おい、コッチ見ろよ」

恥ずかしすぎてマトモに顔が見れないが、余計怪しまれるのでゆっくりと頭を跡部の方に向けた。
跡部は顔を手で覆っている。

めいこ「ってインサイト?!」

跡部「フッ、見えた」

めいこ「嘘?!うわぁあん!やめてそんなこと考えてないからあたし!ぶちょーとそんなんなるの考えたこともないからぁあ!」

跡部「ハハハハ!バーカ、俺は釜かけただけだぜ?」

めいこ「へぇっ?!」

跡部「で?俺様が何だよ?」

面白いものでも見つけたように、ニヤッと笑いながら顔を覗き込んできた。

めいこ「うっうっ...わーん!何でもないですー!」

めいこは恥ずかしさのあまり部室を飛び出した。

跡部「ほんと、かわいいやつだな」

開け放たれたドアをみながら、跡部は優しく微笑んでいた。

勿論、めいこがしばらく跡部にいじられていたのは言うまでもない。

__【第7章 【番外】この跡部はデカい(跡部)END】__
/ 234ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp