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また、恋してくれますか。

第4章 〜初恋〜


放課後、またパンケーキ屋に来た
桜奈と詩織。
注文を終えると、詩織は食い気味に

『で、観念して、好きになったこと
認める?正直に白状しちゃった方が
楽になるよー』と尋問する。

『しぃちゃん、刑事みたくなってるよ』

『そりゃ、そうよ!昨日からの
怒涛の急展開を、みんな吐いて
もらわないとね。

昨日、家に帰ってから何がどうなって
そんな恋する乙女に変貌したのか
洗いざらい白状しなさい!』と

興味深々の詩織。

『実はね・・・』と昨日から
今朝にかけての話を順を追って
説明していった。

名前が家康だったこと、
可愛いと言われ、ドキドキして
ご飯の味が分からなくなっていたこと

目を合わせて話すことが
恥ずかしくて仕方ないこと

躓いて、身体に乗っかったこと
試してみると揶揄われ焦ったこと

彼女のことを考えて、胸がチクっとしたり
色々考えてるうちに、寝不足になったこと

朝、下着姿を見て悲鳴をあげたこと
を洗いざらい、詩織に話した。

『はっ?何なの?その恋のシチュエーションの
フルコンボは?それで、ドキドキしないで
いる方が、心臓の病気よ!』

また、キレ気味の詩織。
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