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また、恋してくれますか。

第13章 〜真実〜


『なるほどね。桜奈にとっては
元気の元ってことなんだスイーツって。
おじさんもおばさんも気丈だよね。
気持ちでは、ずっと心配してるだろうにさ。
結局、捜索願い出しても、お姉さんに繋がる
手がかりは未だに何もないの?』
と尋ねる家康に

『捜索願いは、出してないらしいです』
とあっさりと答える桜奈に

『はっ?なんで?出してないの?』
一転して、信じられないと言う表情の
家康は、更に続けた。

『普通、家族が突然いなくなったら捜索願い
だすよね?それとも、いなくなった理由を
おじさんや、おばさんは知ってるってこと?
いや、それでも探すよね普通は。』
府に落ちない家康は、食い下がった。

『うーん、そうなんですけどね・・・』
と、困った顔をする桜奈。
(どう、説明したらいいかなぁ・・・
普通に話したら、引かれるよね・・・)

『そんなに、捜索願い出さなかった事を
聞かれるのは困ることなの?何かあるの
やっぱり?いや、桜奈の家族の話だから
俺が首を突っ込む話では無いんだけど
あんなに、娘想いのおじさんやおばさんが
娘が行方不明になってるのに、捜索願いも
出さないなんて信じられなくてさ。』

と、自分が余計な事を言っているのは
分かりながら、桜奈の両親を慕っている
だけに気になった。
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