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また、恋してくれますか。

第13章 〜真実〜


二人で、並んで歩き出す家康と桜奈。

家康は、さっそく千里がさっき言ったことを
尋ねた。
『夕飯は、二人でってどう言うこと?』

『あっ、ママの実家は神社なんですけど
毎年、夏の終わりに大祭があって
その準備の手伝いにママも借り出される
んですよ。今日はその打ち合わせで
パパもママも遅くなるみたいで、それで
出かけるついでに二人で外食してきてって
お金も預かってきました。』
と、説明する桜奈。

『へぇ、桜奈のおじいちゃんって
神主さんなんだ。』と感心する家康。

『そうなんです。一応、私もお祭りの
時は、巫女さん姿で手伝いをするし
後、神楽も奉納するので
その時は、舞を披露するんです。』

『えっ、桜奈がみんなの前で
舞を披露すんの?すげぇー』とまた
感心する家康。

『人って見かけによらないんだな・・・』
と、ボソッと呟いた。

『ははは、よく言われます。
超絶、運動音痴に見られるんですけど
運動は、割と得意なんですよ!』と桜奈。

『あっ、ごめん。うん、運動は苦手かと
思ってた。なんか、のんびりしてる
イメージだからかな?』とフォローする
家康。

『いや、お気遣いは無用ですよ。
鈍臭そうに見られるのは、慣れてますから!』
手のひらを家康に向けながら、身体の向きを
変えた瞬間、躓いてよろけた。
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