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また、恋してくれますか。

第13章 〜真実〜


『そうなんですか!?』とパンッと手を打ち
『じゃさ、桜奈!!徳永さんに
付き合ってもらって行けば!?
うん!そうだよ、そうしなよー!!』
俄然、張り切り出す詩織。

『えっ!?』と桜奈と家康は詩織を見た。
(しぃちゃん、そのごり押しは流石に・・・)
と焦る桜奈。

(はっ?気まずくてあんたを誘えって
いったのに、俺に話ふってどうすんだよ!)と
呆気に取られる家康。

『あっ、ごめんなさい、私ったら・・・つい
もちろん、徳永さんが、ご・め・い・わ・く
じゃなければですけど』作り笑顔でニコッと
しながら
(さぁ、断れるもんなら、断ってみぃ!!)と
両手を口の前で合わせたまま
チラッと家康を見る詩織。

(あっ!もしかして、ワザとか!?
はっー・・・仕方ない)と思いつつ
同時に、もしかしてと微かな期待もよぎり

『俺は、別に構わないよ。桜奈ちゃんが
俺と一緒で嫌じゃなければだけど・・・』
(ちゃんと、ことわり入れたからね・・
後は知らない・・・たぶん、断るだろうけど)

『だそうですよ、桜奈。桜奈は
どうするの?』更にニヤニヤと
悪い顔になって行く詩織!
目は、言わなくても分かってるよねー桜奈と
言っているようだった。

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