• テキストサイズ

また、恋してくれますか。

第13章 〜真実〜


『うん・・・それがね・・』
と、話出した桜奈は
今日の出来事を詩織に打ち明けた。

黙って、頷きながら聞いてくれる詩織。

話終えると
『そっか、そりゃまた盛りだくさんな
1日だったね・・・お疲れ様。
しんどかったね・・・』と、慰めて
くれた。

『ありがとう、しぃちゃん』
と言うと、桜奈はポロポロと
涙を零した。

『ああ、もう、泣かない、泣かない
せっかくの可愛い顔が、明日は
土偶顔になるわよ!』と桜奈の
背中を、さすりながら詩織は言った。

『うん、でも、しぃちゃんも都合悪いし
明日は、行くのやめるよ。』

『それダメだよ。明日は、二人で
行ってきた方がいいと思う』
と、キッパリと言う詩織。

『えっ?なんで?だって、私と行くのが
嫌で、しぃちゃん誘えばって
いったんだと思うし
婚約者さんだって、他の女の人と
出かけられたら気分悪いでしょ?
行きたくないのに、付き合わせても
申し訳ないし・・・』

『徳永さんが、行きたくないって言ったの?
違うよね?桜奈が気まずくて
そう思い込んでるだけじゃない、それ?』

(だいたい、徳永さんが誘ったのに
行きたくないって、おかしいし・・・
告白場面ぶち壊したって、謝るくらい
だから、嫌な思いさせた自分とじゃ
気まずくなるって、気を回したんじゃ・・
ったく、そんな気遣いできるなら
最初から、嫌味なんて言うなっつうの・・・)

『そうかも知れないけど・・・
でも、実際に婚約者さんに
会ったら、後ろめたい気持ちが
出てきちゃって・・・』
/ 978ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp