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また、恋してくれますか。

第2章 〜会いたい〜


『でも、調べた時に、流石に側室20人は
多すぎじゃない?何?手当たり次第?
とか思って正直ショックは受けたよ。

しぃちゃんじゃないけど、ただの女好き
かいっ!家康の浮気者!って、ガッカリした。

私と同じ名前な奥さんは、どんな気持ち
だったのかなとか思ってさ。

もしかしたら、その時代だから普通の
こと過ぎて疑問すら持たなかったのかも
しれないけど

家を維持することが、本人に気持ちより
優先しなきゃならないって、今の時代から
みたら残酷だなーって思って資料読んでたの

でも、よくよくみたら、奥さんと
側室が、重なってるのって
奥さんが、亡くなる少し前からで

後の側室は、その奥さんが亡くなった
後からの人ばっかりなんだよね。

さっき先生が言ってたじゃない?
正室に対する想いは特別だったみたいって。

もしかしたら、奥さんが亡くなって
寂しくて手当たり次第になったのか?
なんて想像したら、なんか家康が気の毒で
私まで寂しくなってきちゃって。

きっと、最初の奥さんのことがずっと
好きで、忘れられなかったんだね
なんて、都合のいい解釈をして
家康を嫌いになれなかったー』
と、苦笑いする桜奈。

『凄いね!それくらいの熱心さを
別の時代の歴史にも注げたら
歴史好きになりそうなのにねー

何故に、徳川家康限定なのかしら?
もはや、徳川家康ファンじゃなく
マニアの域よ!いや、オタクか?

まぁ、どっちにしても猿飛先生と
同じ匂いがしてきてるわよ、桜奈』
と若干、呆れ顔の詩織
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