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また、恋してくれますか。

第12章 〜終恋〜


光成に、政宗との話で
何を納得したのか知りたい桜奈
運ばれてきたパンケーキにも目移りしながら
食べたいけど、聞きたい感をみせ
そわそわした。

(///ほんと、困った人だよね。可愛いくて///)
とクスッと笑うと
『じゃ、さっそく食べようよ』と促す光成。

『うん!そうだね。いただきまーす』と
手を合わせ、パンケーキにナイフを入れた。

『いただきます』と光成も食べ始めた。

注文した料理を一口食べ
『ほんとだ!美味しいねー』と驚く光成。

『でしょ!でしょ!それも、きっと政宗さんが
作ったんだよ。凄く料理上手なんだよー。
でも、さっきの岩田君と政宗さんとの会話は
全然話が読めなかったんだけど、何の話?』
と、気になったことを尋ね
切り分けたパンケーキを口に運ぼうとした。

すると、光成は
『ああ、さっきの話?さっきの話の
意味はね・・・僕が上杉さんのことが好きで
僕と、恋人になって欲しいなって
思ってるって話だよ。それを、政宗さんが
頑張れって励ましてくれたんだよ』と言って
ニッコリした。

その瞬間、口に入れようとしていた
パンケーキがポロっと、皿に戻った。
パンケーキを食べようとする格好のまま
暫し、固まる桜奈。

(えっ、今、岩田君なんて言った?
聞き間違い?好きって言った?友達として?
いやいや、恋人って・・・
へっ?どう言うこと?)
鳩が豆鉄砲を食ったように、キョトンとしたまま
動かない桜奈に

想像していた以上に驚かれていることに
返って笑いが込み上げてくる光成。
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