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また、恋してくれますか。

第2章 〜会いたい〜


『分かりました。ありがとうございました』
そう言って、着席した後、桜奈の方を
チラッと見た詩織。

メモを取る桜奈の表情は
心なしか寂しそうに見えた。

(あーっ、やっちゃたよ!家康大好きな
桜奈に家康のイメージアップになるかと
思って、質問したのに、側室20人って・・・
ただの女好きだったんかーい)

と徳川家康にだんだん腹が立ってきた詩織。

(桜奈、今の話聞いて、がっかり
したよなーたぶん。)と、自分が余計な
質問をしたことを詩織は後悔していた。

キーンコーンカーコン、キーンコーンカーコン

『じゃ、今日の授業はこれで終わります
期末も近いので、今日の部分もテスト範囲
ですから、しっかり復習して置くように』

『起立!礼!』

ザワザワ・・ガヤガヤ・・

『桜奈ごめーん!』と詩織が
桜奈に抱きついてきた。

『わっ!びっくりした!
しぃちゃん、どうしたの?何で謝るの?』
と桜奈。

『だって、だって、桜奈のアイドル的
存在の徳川家康が

ただの女好きだったことを暴露させるような
質問しちゃったんだものー。

イメージダウンもいいところじゃない?
推しメンアイドル
ゲス不倫的な衝撃じゃない!?』
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