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また、恋してくれますか。

第8章 〜恋敵〜


『ちょっと、疲れちゃったかな?』と
時計を見た桜奈は
『わっ!もうこんな時間なんだね』と
時計は、午後2時半を回っていた。

『通りで、お腹空いてきたわけだ
糖分切れかな。岩田君も教え疲れした
でしょ。お陰で私は、だいぶ捗ったよ
ありがとうね』と満面の笑みを光成に
向ける桜奈。

『いえ、お役に立てたならよかった。
僕も、そのお陰で細かなとこまで
復習できたし』と、穏やかな笑みを
桜奈に返した。

(はっー、傍目から見たら、こんな
お似合いのカップルもいないんだけどねー)
と、頬杖をつき二人を、眺めながら
チラッと家康に視線を向けると
思いの外、淡々としていた。

(勉強会開始直後は、あんな険しい顔で
眺めてたのに・・・まんざらでもないのかと
思ったけど、今一つ見えない人だねー)と
詩織は思った。

『じゃ、そろそろ、お開きにしますか?』
詩織が声を上げた。

『しぃちゃんは、数学どう?』と桜奈。

『もう、徳永さんのお陰でバッチリよ!
ありがとうございました。助かりました。』

『僕も、徳永さんのお陰で、予習できました
ありがとうございました』と

それぞれ、お礼を家康に言った。

『いや、上手く教えられたか、分かんないけど
そう言ってもらえるなら、良かったよ』

『それにしても、お腹空いたー!
お疲れ様ってことで、みんなでお茶しに
いきませんか?』と桜奈。
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