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[名探偵コナン]I treasure you

第25章 Codename


ライフルの銃声が鳴り響く
飲み込みが早いに感心する
俺がいない所でも、こっそり練習してたんだろうな

「もう俺が教える事は何もないよ」
「ほんと?」
「あぁ…いつか追い越されるんじゃないかって心配してるくらい」

照れくさそうに笑う

「潜入の日が決まったよ」
「いつ?」
「明日、組織のつなぎ役に会う」
「私は何をすればいい?」

組織に馴染むまではの出番はない
コードネームを貰えるまで監視下に置かれるだろうし発信機も盗聴器も付けられるだろう
それまでは接触しない方がいい

ゼロはもう組織のコードネーム持ちだ
上手くやってバーボンと組めと言われるようにならなければいけない

「は変装術とライフルの腕に磨きをかけといて
の力が必要になった時、こっちから連絡する」
「わかった…無茶しないでね」


準備は万端
後は行動するのみ




つなぎ役の男に連れてこられたビルの一室

長髪で銀髪の男はジン
サングラスに帽子をかぶった男はウォッカ

「なかなか腕のたつスナイパーを見つけてきた」

「見せてみろ」

ライフルを構えて打って見せた

「合格だ、腕が効くスナイパーはうちにも大勢いるが人数が多いに越したことはない
ライを連れてこい」

ウォッカに指示を出し、しばらくしてニット帽を被ってタバコを咥えたこちらも長髪の男が入ってきた

「ライだ」
「どうも」
「後輩ができたぞ、ライ
こいつの面倒見てやれ、後々組むこともあるだろうぜ」

ジンとウォッカが出ていきライと言う男と二人きりにされる

とりあえず、組織の一員にはなれたようだ
着いてこいと言われてライの後を歩く

目つきはすこぶる悪いが、ジンとウォッカのような悪党って言う匂いはしなかった

もしかしたら、こいつも…

「乗れ…」
「これ、シボレーか?
シボレーC-1500・C/K?初めてみた!」

憧れていたシボレーを目の前ににテンションが上がってしまう

ライは、鼻で笑った

「あ、悪い…」
「お前とは仲良くやっていけそうだよ…お前とはな…」
どういう意味だ?と思いながらシボレーに乗り込む

連れてこられた一室
ライは鍵を空け入っていく

「ライ、あなたはどこに行っていたんですか?これから任務ですよ、早く支度してください」

聞き慣れた声、ゼロだ


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