• テキストサイズ

【進撃の巨人/リヴァイ】心の氷が溶けるまで。

第10章 まったり休日




ティアナはベルにおすすめのカフェに案内してもらった。
前にベルが街を歩いていた時に見つけたらしい。
こじんまりとしてアットホームな雰囲気だ。


「店内も可愛いね」

「そうでしょ?食べ物もおいしいんだよ」


席について早速注文をする。
二人ともお腹がすいていたから軽食を頼んだ。

ごはんを待っている間、二人で他愛もない話をする。


「それにしても、壁外調査前にうまく調整日を入れてくるのは
ありがたいのかありがたくないのか...って感じだよ」

「確かに。これが最後になるかもしれないとすれば、悔いのない
ようにするためにってなるけど。でもそれなら生存率を上げるために
訓練した方が...とも思うしね」


実際、ティアナもいままでは調整日も人に見つからないよう
訓練していたわけだし。

でもこうしてベルという親友ができれば、思い出作りも悪くない、
と思う。


「ねぇ、ティアナ。まだ私あのこと聞いてないんだけど」


ティアナが自分の思考に沈んでいれば、不意にベルが爆弾を
落としてくる。

ベルの言う「あのこと」とは、リヴァイに呼び止められたあの夜の
ことだ。

/ 156ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp