• テキストサイズ

僕だけの君だと思っていた【声優】

第8章 大人の魅力


わたしは神谷さんの家を出て、
歩いて家に帰っていた。

さっきのことを1人で思い返す。
別に嫌じゃなかったと思う。

むしろ最中はほんとに
気持ちよかったし
優しくしてくれていた。

でもいろんな方に顔向け出来ない気がする。
入野さんもそうだし、
神谷さんのマネージャーさんにも。
会社の人にも。

これは絶対自分の胸の中に閉まっておくべき。

でも誰にも相談もできないとか、
それはそれで苦しすぎる。



歩いてそろそろ家に着きそうになったときに
電話がなった。
入野さんからだった。
明日の時間のことかもしれないから
出ないといけない。

主「もしもし、お疲れ様ですっ。」

入野「お疲れ様〜、
もう家着いた?」

主「はい、もう着きますっ
入野さんはもうつかれてますか?」

入野「とっくに着いてるよ。
もう寝ようとしてたとこ〜、
明日の確認の電話が全然ないからしたの。
てか、、、帰り着くの遅くない?」

やばいっ、、怪しまれたらまずい、、、

主「あぁ、実はわたし飲み足りなくって、
神谷さん送っていったあとに
1人で飲みに行ったんですよ〜、、ハハ
なので電話こちらから出来なくてすみませんっ」

入野「んー、、そうなの?
1人でなんかいったら危ないじゃんっ、
もう遅いし。」

信じてくれたのかは定かではない。
でもこうやって心配してくれる入野さんは優しい。

主「大丈夫ですよっ!
もう子供じゃないんですから、
でもありがとうございますっ」

入野「だめ!危ない!
とりあえず、明日迎え、何時になる?」

主「なんかすみません。。。
明日はちょっと早いですが、
9時頃にお迎えに行きますね〜っ」

入野「わかった〜
明日は起きれるように頑張るねっ」

主「はい、おやすみなさいっ
また明日〜」



入野さんとの電話も終わり、
やっと家に着いた。


入野さんは年も割と近いからか
話してて落ち着く。
お兄ちゃんみたいな感じ。
いや、、その前にちゃんと
タレントさんなんだけど、、。

入野さんも、好きだとか言ってくれるし、
今のもその上での心配なんだろうけど、、
やっぱり仕事上の間柄。

こっちが変に期待しすぎちゃったり
しちゃだめだ。


明日からちゃんと引き締めていこ、、。
/ 68ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp