• テキストサイズ

僕だけの君だと思っていた【声優】

第3章 入野自由さん。


<入野自由side>

昨日担当のマネージャーから連絡があった。
また新しいマネージャーがつくってさ。
毎度毎度ころころマネージャーかわって。
僕のファンなのは嬉しいけど、
それがマネージャーになるのは違うし。
こんなことになるなら大西さんがそのまま
マネージャーでいいじゃん。
そんなことを思いながら本社で今日の台本を読んでいた。
ノックがしたので招き入れると、
大西さんと新しいマネージャーが入ってきた。

あれ、女の子だけど、
最近の子とはちょっと雰囲気違うかも、、。
元気に挨拶する彼女に少し嫌味を
言ってしまった。
彼女が悪いわけじゃないのに。

新しいマネージャーのさくらちゃんは、
すらっとしていて長い髪をひとつにまとめ、
とても美人な子だった。
こんな子がマネージャーだなんて、
タレントにでもいれればよかったのに、
社長はなに考えてんだろ。
そんなどうでもいいことを考えていた。


その後現場へ向かう車中は、
さくらちゃんの横に乗ることになった。
彼女がチラチラ台本を読む僕の方を見ていたのは明らかだった。
どうかしたの?と声をかけると
少し照れながら見入ってしまったと言われた。
え、なにその可愛い顔。
え、僕やばいかも。
こんな可愛い子と一緒に仕事やっていけるかな、、。
/ 68ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp