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シリーズもの【気象系BL】

第4章 お泊まり SN編




『本日分、終了でーす!!お疲れさまでしたー!!!』


「翔ちゃん、お待たせ!」
「お疲れ。お前やっぱ上手いな…!」
「ふふっ…さ!行こ!!腹減ったぁ!」

本番を1シーンだけ見せてもらった。
画面の中にいるにのはやっぱり
別人のようで役そのもの。
帰ってきたにのを見て
それは更に増して感じられた。








「お邪魔します!」
「いらっしゃーい!!二宮くん久しぶりね!」
「すみません、遅くにお邪魔して…」
「いいのよ!こっちが呼んだんだから!遠慮なく食べて行って!!」
「はい!ありがとうございます♪」


スタジオを出ようとした時、
俺の携帯が鳴った。
母親からで、ご飯あるから
帰って来なさいって。
にのが一緒だと、一旦断ったけど
連れて来いって言うもんだから
今日の夕ご飯は急遽うちになった。

にのは快くOKしてくれた。

そして家族とも楽しそうに話して
いつもより多分多い量のご飯を、
美味しそうに食べてくれた。




「ふ~……」
「大丈夫か?ごめんな、食いすぎただろ…?」
「んー…久々にこんな食った…。でも美味しかったよー、すっごい!」
「ありがとな…母さん喜ぶよ」
「んふふ、」
「………にの、」

「二宮くーん、翔ー」

「は…なに、母さん」
「二宮くん、もう遅いし泊まって行ったら?ねぇ、翔」
「…あ、ぁあ。にの、…泊まってく…?」
「いや…でも、」
「いいのよ、遠慮なんかせずに泊まって行って!ね?」
「……じゃあ…お言葉に甘えて、」
「マジ?!」
「え…だめ?」
「ううん、ううん!!大歓迎!!!」
「…ふふっ、翔ちゃん変なの」


びっくりした。

夕ご飯を食べ終わって
部屋で話していると、
母親が来て、俺が今、勇気を出して
言おうとしてた言葉をサラッと言った。

自分で誘いたかった…気もするけど
まぁ…結果オーライってことで…ね。

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