• テキストサイズ

短編集 AN【気象系BL】

第1章 ふたり





次に見た相葉ちゃんの顔は、
今にも泣きそうなのを我慢してる顔。

涙が溜まりすぎなんだよ…!

「あいばか。」


相葉ちゃんと気まずくなるなんて御免だ。


―――――――――――――

「にのっ!今日終わり?」

聞かれると思った。

今日はこのままバイバイは
ないだろうなとは思ってたよ。

でも…店に行く気力はなかった。
コンビニで適当にご飯を買って、
俺の家に帰った。




家に着いたらホッとして気が抜けて…
ソファーに寝転がったら、
相葉ちゃんが全部用意をしてくれた。


「相葉ちゃんがご飯作ってあげるから横になって待ってて!!」


「…温めるだけじゃん…」

「なんか言った?!」
「…何も。」

温めるだけでもありがたかったけど…
俺、可愛くない性格してるからさ。ふふっ。



ご飯を食べた後も、ずっと
寝転がってる俺の隣に、
相葉ちゃんは、ただ、いてくれた。


/ 25ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp