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短編集 MN【気象系BL】

第14章 自慢したい





潤「どっか行こ?」
和「…ぅん」
潤「…やだ?」
和「んーん。やじゃない。どこ行く?」
潤「ふふ…ちょっと、普通にデートしようよ」
和「デート…いいね」
潤「服、コーディネートしていい?」
和「…お願いします」

久しぶりの2人ともオールオフ。
今日は外でデートすることにした。
それも久しぶりのことだ。


潤「っし!カッコいい♪」
和「ありがとうございますっ♪」
潤「ふふっ…行こ」
和「くるま?」
潤「…さすがに、な。電車はちょっと…2人だし」
和「貴重なデートだしね~♪」
潤「でも、その辺に止めてデートっぽいことしよ」
和「うん」


2人はとりあえず車で家を出た。
二宮はキャップとメガネをかけ
松本はサングラスだ。

和「この帽子もうだいぶ被ったなー」
潤「新調する?」
和「写真にも撮られてるしね」
潤「探しにいこ♪」
和「じゅんは?」
潤「んー…まぁ、見ながら」
和「んー」

恋人とデートだ。
でも、外から見たらメンバー同士で
ただ出かけているだけに見える。
その点は、ありがたいことだ。


和「平日なのに人多いねー」
潤「だなー。」
和「行列…」
潤「流行ってんのかな」
和「んー?」

ざわっ…

潤「…ふふ…」
和「ん?」
潤「バレたな」
和「2人だとやっぱ目立つのかな」
潤「んー」
和「…ふふ…なんでちょっと嬉しそうなの」
潤「いやー?ふふっ」
和「ふふ……嬉しいね」
潤「ぅん♪…手とか繋いだらやばいかな」
和「悲鳴が聞こえるかもよ?ふふっ」
潤「はー…繋ぎたい」
和「やめときなさい」
潤「はぁ…」
和「ははは!」

「きゃー」

ざわざわ…

二宮が松本の肩を軽くはたき
楽しそうに笑うと、
ざわつきが増した。

潤「ふふっ…触れたらテンション上がるんだね」
和「ずっと肩持ってようか?ふふっ」
潤「はは!不自然だわ」

見られていることが確実。
でも2人だからか、嫌な気はしない。
ただ、追いかけられるのは
困るので足の速度を速めた。


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