• テキストサイズ

同じ屋根の下で【気象系BL】

第51章 同じ屋根の下


すると突然ドアが勢いよく開き

和「雅紀兄さん!」

和也が駆け込んできた

雅「あれ?和どうしたの?今営業中でしょ?」

和「『今営業中でしょ?』って呑気に言ってないで、おたくの営業部長を回収しなさい!」

雅「あーゴメーン。また行ったんだー」

そんな事を言いながら、雅紀は隣のレストランに走っていった

智「営業部長?」

なんの事か解らず、とりあえず雅紀の後を追って潤がオーナーを務めるレストランに行った

翔「…報告は聞いてたけど、凄い人だな…」

レストランに入ると、平日なのにウェイティングにまで人が溢れていた

潤「いらっ…あ、兄さん達。どうしたの?突然…」

智「いや…何か和也が雅紀の所の営業部長を回収しろって…」

潤「ああ、あそこだよ」

潤が指差す方向を見ると、そこには一匹のポメラニアンがちょこんと座っていた

雅「マロンー、また来てたのかお前…駄目だろ?ここは飲食店なんだから…」

和「ホントに…おそらく犬猫喫茶の方にお客が来たことを伝えに来たんでしょ?」

へー…なかなか賢い犬だな…

潤「とりあえず、メニューが決まったら連絡して」

雅「オッケー」

「オーナー!仕上げお願いします!」

潤「わかった!じゃあね兄さん達」

潤はスタッフから呼ばれ、厨房に入っていった

そして雅紀も

雅「俺も戻るね。この後依頼が入ってるから」

そう言って戻っていった

智「…皆…頑張ってるな…」

翔「これも社長のお陰ですよ」

いや…俺だけじゃないよ…

翔くん…雅紀…和也…潤…

皆がいて俺も頑張れる…

今はそれぞれ違う道を行こうとも、かつては同じ屋根の下で暮した兄弟なんだから…

それはこれからも変わらない…



〜fin〜

/ 465ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp