第49章 たまには甘えてよ

智「ちょっと翔くん…俺なら大丈夫…」

‹…バタ…バタバタ…バタンッ！›

潤「智兄さん大丈夫！？」

智「おわっ！」

い…いきなりドアを開けるなっ！

ビックリするだろっ！

翔「あ、潤。悪いけど頼むよ」

潤「解った！車正面に回してるから！」

雅「あ、俺智兄おんぶして行く！」

智「待て待て待て！子供じゃないんだから自分で歩けるし、皆大袈裟だっ」

和「歳とると体温調節が出来ないんですから、無理しちゃいけません！」

智「おいこら和也！お前そこでサラッと毒吐くな！」

翔「子供でもおじいちゃんでもどっちでも良いから、サッサと病院に行って！」

智「どっちでも良くないわっ！」

その後も大丈夫だって言ってるのに、皆して大騒ぎして…

病院に連れて行かれ、結局風邪と言うことで薬を貰って帰ってきた

潤「良かった…大した事なくて」

智「だから言ったじゃないか…大袈裟だって…」

翔「何言ってるの智くん。昔から『風邪は万病の元』って言うでしょ？」

和「そうですよ？侮ってはいけません」

はあ…確かに言うけどさ…（皆慌てすぎ！）

智「…雅紀は？」

翔「依頼のビル清掃に行ったよ」

…柿本さんに悪い事したな…

今度何かサービスしないと…

潤「ほら、智兄さん。仕事の事は良いから休んでよ」

翔「今日はこっちで休んでね。松岡さんには連絡しておくから」

和「そういえば、松兄は知ってるんですか？智兄さんが体調悪かったって…」

智「いや…昌宏今朝早かったから、俺会ってない…」

…昌宏に怒られるかな…