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同じ屋根の下で【気象系BL】

第45章 父からの依頼の先に…(3)


〜翔side〜

翌日から、『ケイ』さんが入ったと言っていた施設を探す調査に取り掛かった

今日は智くんだけが手が空いていたので、2人での調査になった

…施設といえば…

「おー?翔じゃないか!久しぶりー」

翔「一樹…大祐に浩太朗も…元気にしてたか?」

以前、借金で経営が困難になった施設を救うため、俺の事を誘拐した3人がいる施設に来てみた(第2章)

浩「あ、翔。車椅子じゃなくなったんだね」

翔「ああ、まだぎこちないけどな」

大「歩けるようになっただけでも良かったよ」

翔「ありがとう…3人も頑張ってるじゃないか」

一「施設長の智さんのお陰だよ」

智「やめろよ…照れるから」

あ、智くん顔真っ赤になってる(笑)

大「けど、今日はどうしたんだ?」

翔「ちょっと調べてる事があって…」

俺は3人に事の経緯を説明した

一「うーん…そこまで古い記録になると…今すぐっていうのは難しいな…」

智「直ぐにとは言わないよ。調べられるか?」

大「時間が掛かっても良ければ…」

浩「あ、ねえ。木田さんに聞いてみたら?ここでは1番の古株だし…」

智「うげっ…」

…?

翔「智くん…どうかした?」

智「俺、あのおばさん苦手なんだよ…」

一「アハハ、そう思ってるの智さんだけですよ」

智くんが苦手な人って…どんな…

そう思ってたら…

‹バタバタバタ!›

凄い勢いで足音が近づいて来て…

「智ちゃーん!いらっしゃーい!」

智「グエッ」

…かなり大柄な女性が智くんに抱きついていた…

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