第42章 Ì want to see you

雅「島の漁師さんが翔ちゃんを見つけてくれなかったら、翔ちゃんは助からなかっただろうし、直ぐに先生の診察があったから俺達の側に翔ちゃんが帰ってこれた…それは揺るぎない事実なんだ…」

翔「雅紀…」

雅「それに直ぐに連絡もらって記憶のない翔ちゃんを連れて帰っても、きっと翔ちゃんは不安で混乱してた…だからこれで良かったんだよ」

これが俺が一晩中考えて出した答え…

事前に聞いていたから冷静になって考える事が出来た…

将「…ありがとう…雅紀くん…」

雅「…いえ…」

潤「…すみません…兄の命の恩人に対して失礼な事を…」

将「いや…俺は責められても仕方ない事をしたんだから…」

そう言ってお互いに頭を下げていた…

智「そう言えば先生…お時間は大丈夫ですか？」

雅「あ、俺送っていきます」

将「いや、大丈夫だ。実は今日来たのは他にもあって…」

そう言えば昨日、何か言いかけてたな…

遥「お兄ちゃーん、来たわよー」

外で待っていた遥さんが家の中に入ってきたと思ったら、もう１人女性を連れてきていた

将「彼女を紹介しようと思って」

「初めまして…」

うわ…背が高くて綺麗な人だな…先生と並ぶとお似合いだけど…

翔「…この人は？」

将「今度、彼女と結婚するんだ」

翔「えっ…」

雅「えーーーっ！？」

和「雅紀兄さんうるさいですっ！びっくりするでしょ！」

そう言って和から後頭部を翔ちゃんのタブレットで殴られた…

雅「かっ…和ちゃんひどっ…」

翔「和也！壊れたらどうするんだよっ！」

し、翔ちゃんも酷いっ（涙）