• テキストサイズ

同じ屋根の下で【気象系BL】

第42章 Ì want to see you


潤「あの…さっきの君が潤か…って…」

翔「先生、潤の事知ってたんですか?」

将「ああ、そうか。実は翔が記憶喪失の時、話の途中でふと『潤』って名前が浮かんだって言ってたんだ」

潤「え?」

記憶喪失の時に?何で潤だけ…

もしかして、兄弟として長年一緒にいたから…かな…

将「それを聞いて、お前の素性を調べた時に、大野グループにたどり着いたんだ」

和「え?では、翔兄さんの記憶が戻る前に、もう素性が解っていたんですか?」

雅「ならなんで直ぐに連絡くれなかったんですか!そうすれば…直ぐに迎えに…」

翔「雅紀…」

雅紀はそう言って涙ぐんでいた…

…今更ながら俺…本当に皆に心配かけてたんだな…

将「…すまなかった…まだ本当にそうか確証がなかったから、もう少し調べてからと思ってたんだ…」

遥「お兄ちゃんを責めないで!あたしが海人に、記憶が戻るまで一緒にいてって言ったの!」

将「遥…よせ…」

遥の言葉に雅紀がハッと気付いたようで

雅「あ…すみません…俺…翔ちゃんを助けてくれた人に対して…」

そう言って謝っていた

将「いや…そう思うのが当然だ…」

智「すみません弟が失礼な事を…先生、今日はこれからは?」

将「ああ、何処かのホテルで一泊して、明日帰ろうかと…」

智「なら、ホテルはこちらで用意しますので、宜しければ夕食はご一緒に家でどうですか?」

潤「そうして下さい。俺が腕をふるいます」

将「えっ、けど…」

翔「ぜひそうして下さい、先生」

将「…では、お言葉に甘えようか…」

その後、先生は何故か雅紀に話し掛けていた…

…何かあったのかな?

/ 465ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp