第32章 年の始めに
智「そういえば雅紀はどこ行ったんだ?」
和「昔から雅紀兄さんがお祭りに来て、じっとしてた事がありますか?」
…そんな記憶、微塵もないな…
智「屋台に行ってみるか」
恐らく雅紀が居るであろう屋台に行ってみると…
雅「あ、おーい!こっちこっち!」
…案の定かよ…大人になっても変わんねーな…アイツは…
翔「雅紀、お前何も言わずにウロウロするなよ」
雅「だって俺さっき、屋台が並んでたよって言ったから、皆も来ると思って…」
和「屋台が並んでたって言うのを聞いて来たのではなくて、雅紀兄さんが全く成長してない事を確認に来ただけですよ」
雅「…?何の事?」
やっぱり解ってないな(笑)
潤「でも、本当に懐かしいね…こういう雰囲気って…」
翔「だな…何か子供に戻ったような感じがする…」
智「お?雅紀それ焼きとうもろこしか?旨そうだな」
雅「でしょ!他にはね…」
和「どれだけ買ったんですか?雅紀兄さん…」
皆でワイワイ騒いで屋台を見て回って…
結局雅紀だけじゃなく、俺達も色々買って楽しんでいた
潤「けどさ、普通に考えたら屋台の商品って、金額が高いのに何か買っちゃうんだよね」
翔「それに結構旨いんだよな」
雅「そー!だからついつい買っちゃう…」
和「雅紀兄さんの場合は、何も考えずに思いつきでしょ?」
雅「そ、そんな事…!」
智「…ないとは言い切れないだろ…お前は…」
雅「うっ(涙)」
…けど…今回は本当に楽しかったな…
また今年も皆で楽しく過ごせれば良いな…