• テキストサイズ

同じ屋根の下で【気象系BL】

第30章 例え茨の道でも


潤「広野さんから聞いたよ…」

和「…えっ…」

潤「見合い話がきてるんだろ?それでこの間から連絡してるけど、お前は待ってくれって言って先延ばしにしてるって…」

翔「見合い?じゃあプロポーズを断ったのって…」

和「…おじいさんから大野グループを継ぐ為に戻って来て見合いをするように言われて…」

…やっぱりそんな事だと思った…

潤「和…ひとつ聞いても良いか?」

和「…はい?」

潤「大野グループを捨てて俺と一緒になる気はあるか?」

和「…えっ?」

潤「さっき本邸に行って会長に話してきた…和と結婚させて下さいって」

俺がそう言うと、和は目を丸くして驚いていた

和「じ、潤くん!何を…!大体そんな事おじいさんが認める訳が…」

潤「うん、大反対されて怒鳴られた。けど俺の気持ちは変わらないから、俺大野の籍を外してもらった」

翔・和「…は?」

突然の事で和のみならず、翔兄さんも驚きで目を丸くしていた

潤「今の店は元々大野グループの土地だから、暫くは家賃を払って営業するようになるけど、行く行くはここを出て自分の店を出したいと思ってる…その時和に側にいて欲しいんだ…」

和「潤…くん…」

そこで俺は大きく深呼吸して

潤「『松本和也』になってくれますか?」

そう伝えると、和はまた涙を流しながら

和「…うん…ついていく…潤くんに…」

そう言って俺に抱きついてきた…

/ 465ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp