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沖矢昴はお兄ちゃん【名探偵コナンR18】

第9章 帰国…?






『本当に…帰ってきた…』



日本に着くぞ、と言われ手早く着替えて連れて来られたのは所謂一般的な座席(普通のよりふかふかで高級感溢れる座席)だった。
ちなみに彼がいつ私のスリーサイズを把握したのかは分からないが、洋服下着共にピッタリのサイズだった、何それ怖い←



座席に座り窓から見える景色は紛れもなく日本。
私が寝ている(正確には気絶している)間に本当に日本まで帰って来れたようだ。
どうやって、とかそんな簡単に?とか色々思う所はあるけれど、言わない。
だが、日本に帰って来れたがその後はどうするのだろうか、そんな不安はあった。



「俺と愛香があーーーんな事やこーーんな事やってる間に着いたぜww」


『うるさい快斗っ』



「くっ…www
まぁ、それはそうと…着いたわいいも、愛香はどーすんだ?」



『…』



そう、問題はそこなのだ。
帰ってきたかったのは本当だ。
だが、帰って来るのには問題があるのだ。
私は黒の組織に今狙われていて実家に身を寄せていた。
なのに勝手に帰ってきてしまったので、家がない。




赤井が居る工藤邸に戻る訳には行かない、絶対実家に連れ戻されるか最悪監禁だ。
あの人ならやる、怖い←
安室さんと会う訳にも行かない、彼はバーボンなのだから。




そう思うと頼れる人が日本には居ないのだ。
さて、どうするか…そんな考えが表情に出ていたのだろうか。
ふと視線を戻すと快斗が真剣な顔で見つめていた。



「んじゃ、このまま俺ん家に泊まれば?」



『へっ…?』



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