第4章 4 (裏あり)
「………………」
「…………………!」
ペチペチと頬を叩かれる。
「ソフィア!」
パッと目を覚ますと、上半身だけ裸のリヴァイが私の顔をのぞきこんでいた。
「リヴァイ…」
気づけば太陽はオレンジに染まっている。
「4時だ。16時のな。」
「えっ!!」
シャツを羽織りながら上半身を起こす。
「やばっ!!
エルヴィンに3時に書類出さなきゃならないのに!!
ちょっとリヴァイ!!
向こう向いてて!!」
「…はいよ」
リヴァイに反対方向を向かせ、急いで着替える。
書類の角を合わせて、乱れた髪を整える。
――――西日に照らされたリヴァイも、たまらなく素敵だ。
リヴァイの耳元に寄り、そっとささやく。
「…………ワケわかんないくらいよかった。」
「あぁ、俺もだ。」
end