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《イケメン戦国》初恋〜運命の赤い糸〜

第7章 〜それぞれの自覚〜


栞が、何か考えている事に
気づいた信長は、栞に
『栞、貴様は今、何を考えてた?』
と不意に振られた、ボーっとしてたと
思われたくなくて、『いえ、何でも・・』と
答えたが、『いいから、言ってみろ』と
促され、話始めた。

『あの、た、大した事じゃないですよ。』と
話始めた。

『初めて、信長様に会った本能寺での
事を思い出してたんです。私、気がついたら
知らないとこにいて、慌てて信長様の
手を引いて、外出たんですけど

自分が見慣れた景色がないかと
キョロキョロしてたら、奥の林の影から
こっちを見てるお坊さんみたいな人がいて
最初は、火事になった本能寺のお寺の
人かなと思ったけど、それにしては
あまりにも落ち付き過ぎてるって言うか
こっちを監視してるって雰囲気だったから
あの人、あそこで何してたんだろうって
ふと考えてただけの話です。すみません
会議中なのに』と恐る恐る答えた。

話終えると、武将達の表情は、更に
厳しさを増していた。

光秀が『顕如か・・・』
とポツリと答えた。
それぞれが、厳しい表情だが、どこか
合点がいったような顔をしていた。
栞だけは全く分からず(顕如?誰それ?)
と言う顔でキョトンとした。

すると、『あい、分かった。全てが繋がった
これより、栞と雪姫には、しばらく家康の
家で過ごしてもらう、よいな家康。』

『はぁ?何で俺の家なんですか
意味わかりません』と言うと

『ほう、ではまた雪姫と栞が城内に
紛れたネズミの手引きで、危険に
晒されてもよいのか?』

『そ、そんなこと言ってませんけど』

『お前が嫌なら、政宗に預けるか』

『俺は、全然構いませんよ』とニヤつく政宗

(くっ!このお見通しされ感がムカつく!!)

『分かりました、預かります、預かれば
いいんでしょう!!』

『最初から素直にら引き受ければ
よいものを』と信長に言われ

『丁度いいじゃないか家康、
お前、まだ栞に弓も馬も教えて
ないんだろう?』と秀吉。

『お前も栞の能力の高さに
驚くぞ!』と光秀は、皮肉を言ったが
『私もそう思います』と三成。
『えー、そんなことないですよ』と照れる栞。
光秀は、やれやれと皮肉の通じない
二人に頭を抱える。

『よし決まりだ!今後は、顕如の動向を
重点に探れ!よいな』と言う信長に

『はっ!』と武将達。

会議は、終了した。
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