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【最遊記】金色の向日葵

第4章 出発


町で本当の意味での最後の食事を摂った5人。白竜の頭を撫でて雅は問いかけた。

「白竜?4人から5人に増えちゃうけど…大丈夫?」
「キュキュ――!!」

長い首をするりと雅の頬に摺り寄せてくる白竜を見て八戒はにこにこと笑っている。

「本当に白竜は雅の事が好きなんですね」
「……ん?」
「どうしました?悟浄」
「てか、悟空は初めからだし、俺もなんだけど…」
「はい?」
「八戒、いつから雅の事呼び捨てなんだ?」
「ついさっき、初めて呼んでみました。」
「はぁ?」
「まぁまぁ、良いじゃないですか。同じ旅路を行く仲間ですよ?」
「…てか雅はそれでいいの?」
「というか、彼女も気付けば三蔵の事呼び捨てですよ?」
「…うっへぇ、マジでか…すっげ…」
「俺は許した覚えはない」
「そうはいっても、嫌ならいつも三蔵速攻で否定するじゃありませんか」

そう言うと八戒は雅を呼んだ。

「雅?」
「あ、はい?」
「ほら、ね?馴染んでるでしょ?」
「八戒さん?なんですか?」
「まぁまぁ、雅も僕たちの事は呼び捨てでいいですよ?」
「俺は許してねぇ…」
「まぁま、ほら、僕と悟浄なんて同い年なんですし。悟空に関しては年下ですよ?」
「た…確かに…でもいいんですか?」
「はい!」
「そうだな…まぁ、うん」
「賛成!!」

そうして話はまとまって行った。そのまま支度を済ませると、雅も一緒に家を出る。大荷物のまま白竜はジープに姿を変えた。昨日来ていたおばさんもちょうどよくそこに居る。

「おばさん、私、この町出ます。」
「……そうかい…」
「はい。今まですみませんでした。町の皆さんにも…よろしく伝えてください」
「……」

最後まであまり会話をしようとしない町民をみてキュッと唇を噛む雅だったが、そのままジープは走って行った。

「でも本当にでかい街ってだけだったな」
「そんな事は無いですよ?」
「でもさー、ほんとうに雅に冷たいよな!!悪魔の子なんて違うのに」
「所で、何で悪魔の子なんだっけ?」

突然聞き出した悟浄の言葉にドキリと胸を高鳴らせた雅だった。
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