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Silver crow【ONE PIECE】

第22章 オルニスが集う地へ


ローは大広間にあったソファーに座り、リオが出てくるのを待った。
ホテルマンがローに気に掛けてくれたが、構わないよう伝える。


自分の恋人としてクルーとして乗っている彼女だが、こういう時に彼女が持つ想像をはるかに超える責務を思い知らされる。
自分よりも小さいその背中には世界を相手にする大きな使命を背負っている。


どれくらい待っただろうか、閉ざされていた大広間の扉が開かれる。
そこから数人、見知った顔も含めて4人が出てきた後リオはクレインと共に出てきた。

「リオ」

ローが立ち上がり、リオの元に向かう。

「ロー…待っていてくれたんだね。ありがとう」
「終わったのか?」
「今日はね。まだちょっと日にちかかるかな…ごめんね」
「気にするな。決めたのは俺だ」

リオはクレインに声を掛けてからローと歩き出す。

「これから時間あるのか?」
「うん。でももう夕方だから…あんまり出歩けないけど…」
「じゃあ外、少し歩くか」
「ん。そうだね」

2人はホテルの外へ出て、近くにあった道を歩き始める。







「スパロー自身から新しいオルニスを決めるようにクレインには話があったみたい。さすがにクレインも意図がわからなかったみたい」
「新しい奴は決まりそうか?」
「弟子がいれば一番いいんだけど…スパローに弟子がいない。もし適任者がいたとしても色々教える事は多い。これから全員が持っている情報屋のデータを照らし合わせて検討らしいよ」

これから長い…とリオはため息をついた。
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